切って詰めるだけ!彩り野菜とチーズの簡単フリッタータ
いつものピクニックに華やかさをプラス!簡単フリッタータ
公園でのピクニックは、心地よい風を感じながら美味しい食事を楽しむ素敵な時間です。「いつものサンドイッチやサラダに、もう一品何か華やかで、でも手軽に作れるものが欲しいな」と感じていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。今回は、そんなピクニックシーンにぴったりな、見た目も彩り豊かで、野菜をたっぷり楽しめる「簡単フリッタータ」のレシピをご紹介します。
フリッタータはイタリア風オムレツとも呼ばれ、具材をたっぷり入れて焼き固める料理です。卵と野菜、チーズがあれば、驚くほど簡単に作れて、冷めても美味しく持ち運びやすいのが魅力です。使う野菜を変えれば季節感も演出できますし、栄養バランスも良いので、ご家族やご友人とのピクニックに自信を持って持っていける一品になるでしょう。切って容器に詰めるだけで、ピクニックテーブルがぱっと華やぎます。
このレシピでは、特別な材料や難しいテクニックは使いません。日頃お料理をされる方なら、きっとスムーズに作っていただけます。野菜の選び方や持ち運びのコツなども詳しくお伝えしますので、ぜひ次回のピクニックでお試しください。
材料(2〜3人分)
- 卵:4個
- お好みの彩り野菜:合計200g程度(例:パプリカ(赤・黄)、ズッキーニ、玉ねぎ、ほうれん草、きのこ類など)
- ピザ用チーズ(またはお好みのシュレッドチーズ):50g
- オリーブオイル:大さじ1
- 塩:小さじ1/2
- こしょう:少々
作り方
- お好みの彩り野菜は、それぞれ5mm〜1cm角程度に切ります。ほうれん草の場合はざく切りにします。
- フライパンにオリーブオイルを熱し、玉ねぎを入れて透き通るまで炒めます。
- 玉ねぎ以外の野菜ときのこ類を加え、野菜がしんなりするまで炒めます。ほうれん草の場合は、さっと火が通る程度で大丈夫です。炒めたらバットに取り出し、粗熱を取ります。余分な水分はキッチンペーパーなどで軽く押さえて拭き取ります。
- ボウルに卵を割り入れ、泡立てないように溶きほぐします。塩、こしょうを加えて混ぜ合わせます。
- 手順3で粗熱を取った野菜とピザ用チーズをボウルに加え、卵液と全体が均一になるように混ぜ合わせます。
- 手順2で使用したフライパンを軽く拭き取り、必要であればオリーブオイル(分量外、少量)を薄くひきます。弱火にかけ、手順5の卵液を流し入れます。
- 蓋をして、弱火でじっくりと焼きます。表面が固まるまで、10分〜15分程度が目安です。竹串などを刺してみて、卵液が出てこなければ火が通っています。または、表面が固まってきたら、オーブントースターや魚焼きグリルに移して表面に焼き色をつけても良いでしょう(焦げ付かないように注意してください)。
- 焼きあがったら火から下ろし、粗熱を取ります。完全に冷めてから、食べやすい大きさにカットします。粗熱を取ることで、カットしやすくなります。
ピクニックをより楽しむためのポイント・アレンジ・持ち運びのコツ
ポイント:美味しく、失敗なく作るために
- 野菜はしっかり炒めて水分を飛ばす: 野菜から出る水分が多いと、フリッタータが水っぽくなってしまいます。炒める際は少し長めに火を通し、余分な水分を飛ばすように意識してください。
- 粗熱はしっかり取る: 炒めた野菜や焼きあがったフリッタータは、急いでカットせずに必ず粗熱をしっかり取ってください。特にフリッタータは完全に冷ますことで崩れにくくなり、綺麗にカットできます。
アレンジ:味のバリエーションを楽しむ
- 具材の変更: パプリカやズッキーニの代わりに、ブロッコリー、カリフラワー、アスパラガス、ナスなど、お好みの野菜や冷蔵庫にある野菜を活用できます。きのこ類を数種類組み合わせるのも風味豊かでおすすめです。
- お肉や魚介の追加: 少量であれば、細かく切ったベーコンやハム、またはツナ缶(油を切る)などを加えても美味しくいただけます。
- ハーブやスパイス: 卵液に刻んだパセリ、バジル、ローズマリーなどのフレッシュハーブや、ナツメグ、パプリカパウダーといったスパイスを少量加えると、香りが豊かになり大人向けの味わいになります。チーズの種類を変えてみるのも良いでしょう。
- 和風アレンジ: 醤油やみりんを少量加え、ネギやきのこ、桜エビなどを具材にすると、和風のフリッタータになります。
おしゃれな盛り付けアイデア
- 焼きあがったフリッタータを、正方形や長方形のスティック状にカットすると、手でつまみやすく、見た目もスタイリッシュになります。
- カットしたフリッタータを、カップやガラスジャーに立てて詰めるのもおしゃれです。
- 彩りとして、ミニトマトやブロッコリーを添えたり、刻んだパセリを散らしたりすると、より華やかになります。
- いくつか種類(例:野菜だけ、ベーコン入り)を作って詰め合わせると、見た目も楽しく、選ぶ楽しみも増えます。
持ち運びのコツと傷み対策
- 完全に冷ましてから詰める: 温かいまま容器に詰めると、蒸気で水分が出て傷みやすくなります。必ず完全に冷めてから容器に移してください。
- 密閉できる容器を選ぶ: 空気に触れるのを最小限にするため、蓋がしっかりと閉まる密閉容器を使用してください。
- キッチンペーパーを利用する: 容器の底にキッチンペーパーを敷いてからフリッタータを詰めると、万が一出た水分を吸ってくれます。フリッタータと蓋の間にも一枚挟むと良いでしょう。
- 保冷剤は必須: 特に暖かい時期は、保冷バッグに入れ、必ず保冷剤と一緒に持ち運んでください。現地でも直射日光の当たらない涼しい場所に置くようにしましょう。早めに食べきることをおすすめします。
まとめ
今回の「彩り野菜とチーズの簡単フリッタータ」は、ピクニックの食卓に手軽に彩りと美味しさを加えてくれるレシピです。野菜をたっぷり使っているので、ヘルシーで見た目も華やか。冷めても美味しく、カットして持ち運べるので、ピクニックにはまさにうってつけの一品です。
定番のピクニックメニューに少し変化をつけたい時や、「いつものお料理に一工夫加えたいな」という時に、ぜひこのフリッタータを思い出していただけたら嬉しいです。季節ごとに使う野菜を変えて、一年を通して楽しんでみてください。
公園の心地よい空気の中、ご自身で作られた彩り豊かなフリッタータを囲んで、素敵なピクニックタイムをお過ごしください。